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430MHzブースター作ってみた [2話]

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こちらは「430MHzブースター作ってみた」の続きです。 前回はブースターの基板をエッチングして、 ハンダ付けを行いました。M57704はVCCが3つありそれぞれの VCCとGNDの間に0.01uFのコンデンサーを追加で入れました。少し発振しており、動作が不安定だったので 追加でハンダ付けしました。 やはり入れると動作がかなり安定し、 発振も無くなったみたいです。 続いてシャーシ加工です。 今回シャーシを作る上で、「シールド」というのを一番の目標にして加工を行い ました。以前これもまた、OMさんから壊れた中華ブースターをいただきまして、 それを使用しました。 全体が金属かつヒートシンクも熱容量的に足りそうなので、 これを使用することにしました。先にブースターの 中に入ってる壊れた基板を取って清掃を行い自作した基板を取り付けました。取り付けの穴は 元々空いてた穴をねじ切りして取り付けを行いました。今回初めてねじ切りを行いました。ホームセンターへ 行ってねじ切りの工具を購入したのですが、かなり高くて驚きました...  そんなこんなで、それぞれねじ切りを行い、シャーシ加工は終わりです。 10分ほど試験的に使ってみましたが、かなり発熱するので、余っていた静音ファンを取り付けました。 効果があるか分かりませんが、ファンの電源ラインにフェライトコアを巻いておきました。ファンを つけたことにより長時間の送信ができるようになったと思います。もう少しシャーシが大きければ TX/RXでLEDの色を変えたり、色々できましたが、シンプルに今回は作りあげました。 一応完成したので総合通信局の方へ変更申請を出しました。 今回制作にあたり、初めて知ったのですが、ブースター(最大電力)20Wまでなら、保証認定が不要で、変更申請のみでいいみたいです。申請資料は悪用防止のため、いる方はj o4kvb@yahoo.comもしくはJO4KVB_1 のツイッターアカウントまでご連絡いただければ幸いです。そして無事落成し、たまに使用して遊んだりしています。     次回は 29MHz の BPF の製作依頼が来たので、その製作様子を上げようかなと思ってます~ お楽しみに …

430MHzブースター作ってみた

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最近学校の方も忙しく、失恋ということもありなかなか更新ができませんでしたが、ようやく夏休みに入り、少し余裕ができたので久しぶりに溜まっているネタを解消していきます笑   以前OMさんから壊れて電源の入らない、モービル機をいただいて、修理をしていたのですが、故障部品が手に入らないので、何かいい使い道はないかと思い考えていると、ファイナルが2つ入っているので、430MHz用のファイナルを応用してブースター(電力増幅機)を作ることにしました。 昔の石を利用するので非常に回路図はかなり単純です。一応用途としては、ハンディー機を接続して使用するのを想定して作成しました。このタイプのファイナルトランジスタはもう作られてないので、壊れると手に入らないので、入力の手前にATTを接続。出力の可変コンデンサーで出力電力の調整を行う。 今回の製作の点で一番困ったのは、正直基板をどうするか、という点。430MHzクラスになると、ユニバーサル基板で製作するのは不可能なので、銅板を購入し、自分で加工することにした。電子工作してる中で、初めて銅板加工をした笑 失敗するのを想定して2枚購入した。かなりいいお値段しますね~    案の定 一回目は失敗、動作はするが基板の見た目がかなりひどく、発振している。     パターンをカッターナイフで切り取り、コテで温めながらピンセットで少しずつ剥がしていくという、かなり地味な作業… 最初の10分でもうかなり諦め気味だったが、とりあえず完成。 これを二回目やろうという気は起きなかったので、他に何かいい方法はないかと思い。考えていると、エッチングという手法が思いついたので、それを実践することにした。 エッチングキットはかなり高いので、百均で売っている薬品のみでやることにした。 マニュキア オキシドール 食塩 クエン酸を買ってきて、それぞれ調合して、銅板を調合液に入れる。すぐ泡が出てきて調合液がだんだん青くなってきた。 しっかり銅が溶け出しているようだ。このまま2時間ほど放置~ そして基板が完成。 自分でコテを使用してやるより、よっぽどいいww そして部品をハンダづけしていく、そして完成! 一応しっかり電力も出ている。 シャーシ組み立ては次回へ~ お楽しみに ….

電子負荷作ってみた

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久しぶりの更新になります 今回は電子負荷を、作ってみました。 以前1アマの試験で大阪に行き、帰り道に 日本橋へ寄り安く様々な電子部品が 売られていたので、製作記事のせてみました。 材料 ヒートシンク(大きい方が良い) MOSFET(僕は2SK901を使いました) OPAMP(LM386) シャント抵抗(セメント抵抗0.1Ω 20W) ボリューム 10kΩ 冷却用ファン 回路図 こんな感じにハンダ付けしていく 一応完成。 動作原理としては、MOSFETのゲート電圧をOPAMPで制御して電力自体をMOSFETに 消費させている。 使用用途としては、安定化電源の負荷の実験などの際に、負荷として用いたりする。 今回は2SK901が1つ200円とかなり安くそして、扱える電力が大きかったので即買いした しかし901は特性が悪く、実際に使用してる際に、温度のバラツキや、負荷が発振したり 少しトラブルがあった。 一応500Wほど消費できるのを確認済み 電子工作初心者だけど、少しづづ頑張ってみるw 続く。。。。

ローテーター自動制御装置作ってみた

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 僕は八木をローテーターで制御しているのですが、スイッチを押して回すのが めんどくさいので、Arduinoを使用して制作してみました。 とりあえずどうやって制御しようかなと思い、まず、ローテーターの左右をどうやって 回すか考えた。前面に制御するためのスイッチがあるので、そこに線をはんだ付けして リレーでスイッチングすることにしました。 とりあえずArduinoでプログラムを作ってみました。 int ledPin = 5;    int bpin = 4; int buttonApin = 9; 1 int buttonBpin = 8;  int scan_cw = 10; int scan_ccw = 11; void setup() {   pinMode(ledPin, OUTPUT);       pinMode(bpin,OUTPUT);          pinMode(buttonApin, INPUT_PULLUP);    pinMode(buttonBpin, INPUT_PULLUP);   pinMode(scan_cw,INPUT_PULLUP);   pinMode(scan_ccw,INPUT_PULLUP);    }    void loop() {      if (digitalRead(buttonApin) == LOW){     digitalWrite(ledPin, HIGH);      delay(15000);          }else{     digitalWrite(ledPin,LOW);     }     if (digitalRead(buttonBpin) == LOW){     digitalWrite(bpin, HIGH);    ...

ダミーロード作ってみた

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ダミーロードは50ωなので抵抗を組み合わせればできるのではないかと思い、 実際に作ってみた。 まずどんな抵抗がいいのかと思い、とりあえず無線屋で、ワット数の高い、10Wの セメント抵抗を買ってきました。結論を言うとこれが大失敗でした。 次に同軸の被覆を剥いて、被覆と心線が抵抗の2つの足とはんだ付けできるように、 調整して剥いて、はんだ付けしました。 完成と思い、無線機へ接続し、パワーを出すと430MHz 10W でSWRが∞ 430では使えないと思い、50MHz 10WでしてみてもSWRは∞ 初心者の自分では分からないので、twitterでアドバイスがもらえないか投稿 そうすると、たくさんのアドバイスがOMさんからきました。ありがとうございます。 アドバイスの中に、「セメント抵抗の中はニクロム線が巻かれている」ということは、 直流ではただの抵抗だが、交流を流すと抵抗はコイル(L)になる。ということが分かった。 その後、NanoVNAで作ったダミーロードを測定してみると1.8MHzまでしか使えないことが 分かった。 いい実験になりました。

TM-733G LED化

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 今回OMさんからTM-733GのバックライトをLEDにしてほしいということで、 改造したのでブログにあげます。 まず本体とフロントパネルを分離できるので、分離してパネルの後ろにあるネジ2本を外して プラスチックのほうをあけると基板がみえます。 丸があるところが麦球です。 まず麦球をすべてとり、LEDをはんだ付けしてください。 (LEDの極性があるので注意してください) その後にLEDに対して並列になるように2kωぐらいの抵抗をはんだ付けします。 これで改造完了です。 {この記事を見ながら失敗しても責任はとりません}

特定小電力無線のレピーター制作

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岡山に特小レピーターがないということで、作ってみました。 材料    ・   未来工業 ウオルボックス(R) (プラスチック製防雨ボックス) WB-1DM        ・密閉型鉛バッテリー12V5Ah   ・ソーラーパネル12V(5W以上が好ましい)   ・ソーラーコントローラー12V駆動   ・L字金具3個   ・結束バンド数本   ・塩ビパイプ   ・塩ビパイプコネクター   ・塩ビパイプ蓋   ・ゴムパッキン(塩ビパイプのサイズに合うもの)   ・M3ネジ   ・三端子レギュレーター 制作過程 リグのアンテナボックスより出さないといけので塩ビの片方に塩ビのコネクターを接着します。もう片方は塩ビのネジ形状を接着してウオルボックスに固定します。固定する際にその間にゴムパッキンをいれます。ネジ形状の部分と接着するときに、コーキングもしてください。 次にソーラーパネルをつけます。 扉の上の部分に穴を2か所開けます。そこにM3のネジでステンレスの L字の金具を固定します。少し角度をつけるため、手で曲げますw そのあとにソーラーを固定して線をウオルボックスの裏に入れればOK あとは電気系統 すべてつなげるだけです。 こんな感じです~ しっかり動作してくれてます。